日本オラクルは10日、日本海ガスがガス料金システムとして、オラクルの公益業界向け料金・顧客管理アプリケーション「Oracle Utilities Customer Care and Billing」を採用したと発表した。
「Oracle Utilities Customer Care and Billing」は、公益事業の販売業務に必要な料金設定、マーケティング、販売、顧客サービス、契約管理、検針、請求管理、メーターおよび機器管理、出向作業など各種機能を提供する顧客管理と料金アプリケーション。
料金メニュー機能と契約管理機能により、料金改定など公益業界固有の変化にもスムーズに対応することが可能となり、これにより顧客の管理から請求、回収まで顧客のライフサイクルと取引に必要となる一連の処理や手続きなどを統合管理することができる。
日本海ガスは、富山・石川県内の利用者を中心に都市ガス・LPガスを提供しており、ガス事業における料金システムの全面刷新を目的に、同アプリケーションを採用。これにより、都市ガスやLPガスなどの各調定システムを統合し、都市ガス・LPガスの業務プロセス共通化を目指し、また、料金メニューを部品化することで、今後の料金メニューの拡充や料金改定などへの対応を目指すとしている。
なお、新料金システムは、2013年9月より稼働開始する予定で、料金システムの全面刷新プロジェクトでは、アクセンチュアが業務設計およびシステム構築を担当する。