ラリタン・ジャパン(ラリタン)は1月7日、中小規模企業向けKVM-over-IPスイッチ「Dominion LX」の最新バージョン 2.5.5の提供を開始したと発表した。価格は11万1000円から。

Dominion LX

「Dominion LX」は、SMB向けのKVM-over-IPスイッチで、OSまたはBIOSレベルのアクセス制御(CIMによる)、単一コンソールからカスケード接続により最大256台のPCやサーバを管理可能、リモートHDビデオ解像度(1920×1080ピクセル)、IPv4/IPv6デュアルスタックなどの特徴を備える。

最新バージョンの2.5.5では、これまでのVGAに加え、新たにHDMI、DVI、DisplayPortなどのデジタルビデオ出力に対応。デジタルビデオ出力を持つサーバも、VGAへのコンバータを使用することなく、Dominion LXに直接収容できるようになった。

また、管理者ユーザの操作権限を強化し、管理者権限を持ったユーザが、「ログイン中のユーザ」あるいは「ターゲットサーバに接続中のセッション」を任意に選択し、強制的に切断できるようになった。

これにより、例えば、管理者が緊急アクセスを必要とする場合に他ユーザのセッションを切断したり、アイドル状態のログインユーザやターゲット接続セッションを発見した際に、それらを強制切断したりすることでリソースを有効活用することが可能。

USBタイプのCIMは、ターゲットサーバに対しキーボード/マウス/USBストレージデバイス等のエミュレーションを行っており、最新バージョンでは、より多くの種類のターゲットサーバに対して、BIOSキー入力、仮想メディアの利用、マウス同期等をサポートするために、USBプロファイルが追加された。

外形寸法はW291×D270×H44mm、重量は4.0kgとなっている。