2013年の年頭にあたり、富士ゼロックス 代表取締役社長 山本忠人氏は、以下の年頭所感を発表した。

社長就任以来「複写機からの卒業」を掲げ、お客様中心の視点で課題解決に最適なソリューションやサービスを提供できるよう、全社を挙げて「変革」を進めてきた。

昨年は日本だけでなく世界各国で指導者が交代し、今年は新たなリーダーの下で世界の枠組みが大きく変化し、アジア諸国を始めとする新興国もその勢いを盛り返す可能性があるなど、世界は大きな変化の時代を迎えている。またICTの分野においても、クラウド、モバイル、ソーシャルといった新たなメディア・技術が複合化しながら社会に影響を及ぼし、変化を促進している。

こうした変化の時代こそ、いつでも、どこでも、誰とでも、正確に迅速にコミュニケーションできる環境の構築、ソリューション・サービスが求められており、ドキュメントサービス&コミュニケーションをビジネスの領域とする当社にとって、絶好のチャンスが到来した。

当社が「変革」を進めてきたのも、こうした変化の時代、激動の時代にこそ、お客様の経営課題を解決し、新たな価値を提供することで真にお客様のパートナーとして認められる企業となることを目指してのことであり、まさに「変革」の真価が問われる時代を迎えている。

研究、開発、生産、営業、全社で取り組んできた「変革」の道に自信を持ち、よりスピードを上げてお客様の価値創造に傾注し、お客様から最良のパートナーとして認められるよう一層の研鑽を積み、ビジネスチャンスを成果に結びつけたい。