CA Technologiesは12月20日、プロジェクト・ポートフォリオ管理ソリューションの最新版「CA Clarity PPM 13.1」を発表した。

「CA Clarity PPM」が支援するプロジェクト・ライフサイクルの領域

CA Clarity PPMは、ITプロジェクトや新製品開発など、様々な種類のプロジェクトを可視化し、スケジュールや予算を管理するプロジェクト・ポートフォリオ管理(PPM)ソリューションで、プロジェクト管理から得たデータを経営レベルの分析情報として活用することで、数値データに基づくより正確なポートフォリオ作成や投資判断が可能となる。

最新版から、プロジェクトメンバのロールや人件費を、プロジェクト原価計画を基にシミュレーションすることができるようになり、長期的なプロジェクトやポートフォリオの原価を事前に算出し、コストモデルに基づくプロジェクト/ポートフォリオ計画の作成が可能となった。

また、新たに追加されたリソース・マネジメント・ポートレットにより、投資案件毎にリソース割当てを階層的に表示できるようになり、プロジェクト、ポートフォリオ、投資、および組織の各レベルで潜在的な問題がどこに発生するかをより容易に把握できる。

さらに、近年増加しているオフショア開発に対応するために、新たに韓国語および中国語(繁体字/簡体字)をサポート対象言語に追加、計20言語をサポート。また、障害者の利用に配慮し、米国ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン(WCAG)2.0レベルAAおよび米国リハビリテーション法第508条に準拠。Google Chromeのサポートも追加され、対応ブラウザを増強した。デリバリ・モデルは、オンプレミス/ホスティング/SaaSが含まれ、顧客は自社の目的・用途に合わせて利用形態を選択できる。

そのほか、中堅企業がより手軽に利用できるよう、SaaS版「CA Clarity PPM On demand」の最低ユーザ数を従来の100ユーザから50ユーザに引き下げた。

参考価格は1年契約、50ユーザで使用した場合で468万円(税別)。