情報通信研究機構(NICT)は12月18日、スマートフォン向け多言語音声翻訳アプリケーション「VoiceTra(ボイストラ)」の音声翻訳技術をフィートにライセンスしたことを発表した。

NICTは 2010年8月にスマートフォン用の音声翻訳アプリケーションとしてVoiceTraを公開し、実証実験を行ってきた。VoiceTraに対するアクセス数は2012年12月9日時点で1015万4263件、ダウンロード数は77万1665件となっている。

今回、NICTはVoiceTraの音声翻訳技術に関するライセンスをフィートに提供しており、フィートは同技術を用いたアプリケーションを「VoiceTra+」という名称で無料公開している。

VoiceTraとVoiceTra+のアイコン

また、NICTは実証実験の目的である音声翻訳システムの性能向上やユーザーインタフェースの改良が実現できたとして、2013年3月31日をもってVoiceTraの運用を終えることを発表している。