NHN Japanは12月5日、キュレーション・プラットフォーム「NAVERまとめ」において、2013年1月1日より「まとめインセンティブプログラム」を全面刷新すると発表した。

NAVERまとめ

「NAVERまとめ」は2009年7月より提供開始されたWebキュレーションサービスで、2010年11月よりまとめ記事のアクセス数に応じてまとめ作成者に広告収益を還元するインセンティブプログラムを開始、2012年3月には優良なまとめ作成者を支援する「まとめ奨励金制度」が新設されている。

アクセス数は、2012年10月末時点で月間8億1,700万ページビュー(前年同期比479%増)、訪問者数は3,300万人(前年同期比272%増)となっている。

訪問者数増加の一方で、インセンティブ獲得のためにアクセス数を増やすことに終始した利用や不正行為が散見され、閲覧者やまとめ作成者からも改善の要望があり、今回の全面刷新に至った。

具体的には、閲覧者の流入元、滞在時間などを評価ロジックに反映することにより、外部SNSサービスからの流入や適正な滞在時間を質の高いアクセスと定義し、同じ1アクセスでもこれまで以上にインセンティブポイントを増大して付与する一方で、NAVERまとめ内からの流入や、短すぎる滞在時間のアクセスは、従来よりもインセンティブポイントを低減し、不正行為を抑止する。

また、NAVERまとめ側で評価しない項目・条件(=インセンティブ対象外、まとめ非表示、アカウント停止措置に至るケース)を明示し、制度内に組み込むことによって、アクセスの「量」に限らず、アクセスの「質」を加味して判断する方向性へとシフトしていく。

そのほか、「まとめ奨励金制度」の改変として、「トピックピッカー奨励制度」の「ルーキー」と「レギュラー」の2種別を統合して再編し(「ロングヒッター奨励制度」は変更無し)、新トピックピッカー奨励制度のレート(ロングヒッター奨励制度のレートは据え置き)を設ける。