リコージャパンは11月22日、デジタルモノクロ複合機の新製品としてA3対応の「imagio(イマジオ) MP 7501 RCシリーズ」と「imagio MP 6001 RCシリーズ」の2シリーズ4モデルを発売すると発表した。
新製品は、顧客から使用済みの「imagio MP 7501シリーズ」および「imagio MP 6001シリーズ」(ともに2009年2月発売)を回収、再生処理を行った「リコンディショニング(RC)機」。
リユース部品の使用率は質量比で平均85%を達成、製造工程におけるCO2排出量は新造機と比較して約97%削減するなど環境負荷の低減を実現している。またリユース部品を使用しながら、新造機と同等の品質検査をクリアしている。
また、新製品は2010年1月に発売したリコンディショニング機「imagio MP 7500 RCシリーズ」と「imagio MP 6000 RCシリーズ」の後継機として位置づけ、前身機と比較してオフ/スリープモードからの復帰時間を30秒から10秒に短縮、生産性を向上した。これは、リコー独自の省エネ技術「HYBRID QSU」を採用し、大容量蓄電デバイス「キャパシタ」を全機種に搭載、待機時に蓄電した電力を必要な時に供給する効率的な制御を実現したことによる。
モノクロ複合機でありながらカラーネットワークスキャナー機能を搭載し、読み取り速度をフルカラーで片面55ページ/分、モノクロで片面80ページ/分の高速読み取りを実現。紙文書の電子化と共有を促進する。また、スキャン時に原稿の色文字/黒文字領域と写真領域を別々に処理することにより、従来のスキャン画像よりも大幅に軽いPDFデータに変換が可能なクリアライトPDF機能も搭載。
さらに、前身機および元機ではオプションだった、本体ハードディスクの残存データを上書き消去(逐次消去/一括消去)する機能と、アドレス帳や蓄積文書のデータを暗号化する機能を標準で搭載。ファクスのセキュリティに関するガイドライン「FASEC 1」に適合、番号の押し間違いを抑止する「宛先繰り返し入力機能」など安心機能を搭載している。