郵便局の公式Webサイト「郵便年賀.jp」には、年賀状を作るのに役立つ各種素材やコンテンツが掲載されている。その中でも、PC上で作ったものとは思えない"手作り感"あふれる文字や絵を作ることのできるふたつのコンテンツを紹介しよう。

リアルな筆致を再現できる「手書き風毛筆ツール」

まずは、毛筆風の文字をマウスで書くことができる「手書き風毛筆ツール」。3種類の太さの筆を選ぶことができ、書いてみるとそのリアルな筆致に驚く。

「手書き風毛筆ツール」で書いた文字はかなり再現度の高い毛筆風の筆致。特に"留め"の表現は実際の毛筆に近いと感じた

また、文字の色はベーシックな墨色以外にも、「瑠璃色(るりいろ)」、「鶯色(うぐいすいろ)」など和テイストの12色を用意。色を重ねることもできるので表現の幅は意外に広く、絵手紙風のイラストも描けそうだ。さらに、FacebookやTwitterといったSNSとの連携が可能となっているので、作った画像はすぐに友人・知人とシェアすることができる。

手彫りのはんこ風画像をすぐに生成できる「手作り風はんこ作成ツール」

続いては、手彫りのはんこ風の画像を、文字や手持ちの写真・イラストから生成できる「手作り風はんこツール」。画像や文字にエフェクトをかけてはんこ風にしていて、作ってみるとなかなかそれっぽい仕上がりになる。年賀状のワンポイントに最適と言えそうだ。

「手作り風はんこ作成ツール」を使うと、手彫りのはんこのような画像をすぐに作ることができる。線の太さや図の傾きなどは、決定前に調整することができる

ちなみに、はんこの形は丸、あるいは四角から選ぶことができ、白抜きにするかインクで塗りつぶすかといった違いを含めれば、同じデザインで計4パターンのバリエーションを作ることができる。こちらのツールで作成した画像も、FacebookやTwitter経由でのシェアが可能。なお、文字は最大4文字まで、画像は利用規約の内容に沿ったものを使う必要がある。

そのほか、無料ソフトウェア「はがきデザインキット」の配布や、Facebookの投稿で1年を振り返るコンテンツ「わたし年鑑」など、さまざまなコンテンツが公開されている。サイト自体もシンプルかつ落ち着いたデザインでまとめられているので、年賀状を出す予定がある人もまだ決めていない人も、同Webサイトを一度参照してみてほしい。