日本IBMは10月22日、サーバ、ストレージ、ネットワーク機器といったさまざまな機器やアプリケーションから生じる監視や運用に関するエラーや警告のメッセージを効率良く処理するためのサービス「監視メッセージ最適化アセスメント・サービス」の提供を開始すると発表した。本サービスは、同社製品だけでなく他社製の監視ツールも対象としていることが特徴で、企業内の膨大な監視メッセージに適用できる。

「監視メッセージ最適化アセスメント・サービス」は、現状調査、データ分析、分析結果の報告、監視標準案作成といった内容を、実施するサービスで、まず最初に、さまざまな機器やアプリケーションから生じるエラーや警告のメッセージに関して、IBMワトソン基礎研究所が開発したツールを活用し、複数の機器やアプリケーションにわたる相関関係を時系列で抽出する。

次に、IT運用に関して豊富な知識と経験も持つ日本IBMの専門家が相関関係を分析し、不要なメッセージの抑止や根本原因となるエラー事象を特定するための設計案を提示する。同社製品だけでなく他社製の監視ツールも対象としており、膨大かつ多様な監視メッセージに対して、より効率的な最適化を支援する。

最後に、現状結果の評価レポートや今後の監視標準案を提示することにより、企業は将来に向けた監視メッセージ最適化のための対策立案に役立てることができる。

サービス料金(税別)は180万円、サービスの実施期間は標準で3週間。