丸紅は10月22日、大分県大分市に大規模なメガソーラーを建設し、発電事業を行うことを発表した。同社の子会社である丸紅エネックスや昭和電工などが大分臨海工業地帯6号地に所有する約105ヘクタールのエリアに建設される。発電出力は8万1500キロワットで、単一事業者による1ヵ所での事業規模としては国内最大級。
同社の複数部門が連携して進める共同プロジェクトとして、11月に着工。2014年3月に発電所が完成し、操業を開始する予定になっている。年間予想発電量は8700万キロワット時で、これは一般家庭約3万世帯分の年間消費電力量に相当する。なお、発電した電力は20年にわたって九州電力に売電されるという。
同社はメガソーラーの建設により、長期間使用されずにいた遊休地を有効活用できるとともに、発電・保守・トラブルなどのデータを収集することで、今後のメガソーラー案件開発における事業リスク試算への活用も可能になるとしている。