米Microsoftは10月16日(米国時間)、クラウド統合ストレージ(CiS)ベンダーの米StorSimpleを買収することで合意したと発表した。買収金額などの条件は非開示。Microsoftはこれにより「Windows Azure」などクラウドOSビジョンを前進させ、顧客はハイブリッドのクラウドコンピューティングを効率よく利用できるようになるという。

StorSimpleは、通常のバックアップなどのオンプレミスでのデータ管理サービスに、クラウドストレージを統合したハイブリッド型クラウドソリューションをWindowsシステム向けに提供するベンチャー企業。クラウドベースのデータ保護と災害復旧、ライブアーカイブ、強固なセキュリティなどの機能をアプライアンスで提供し、顧客はストレージコストの最適化、データ保護、SSDの高速性などのメリットを享受できるという。最大で80%のコスト節約も可能としている。

StorSimpleの共同設立者兼CEOのUrsheet Parikh氏は、顧客の多くがWindows Azurをプライマリクラウドとして利用していると述べており、買収によりWindows AzurとStorSimpleの共同顧客はローカルとクラウドの統合を強化できると説明している。