学生団体「applim」は、2012年9月30日から10月27日に行われる、大学生のためのマーケティングコンテスト「第4回『試す』applim」のキックオフイベントを9月30日に開催した。

9月30日のキックオフイベント

applimは、「新しいマーケティング手法に触れ、自らマーケティング手法を作る」を理念に、2010年4月初旬に慶應義塾大学、上智大学、千葉大学、中央大学、東京大学、一橋大学、法政大学、明治大学、横浜国立大学、早稲田田大学のメンバーで発足。大学生が情報感度を高め、常に最先端の分野に触れる機会を作る事で、参加学生が将来社会に新たな価値を生み出し続ける事を目標に活動している。

これまで、2010年にソーシャルアプリ・スマートフォンアプリをテーマに、2011年にはスマートフォンアプリ実装化をテーマにしたマーケティングコンテストを、計3度開催致した。

「第4回『試す』applim」では、約2週間の応募期間に集まった過去最多の160チーム約650名の学生が自由に商材を選定し、優勝賞金30万円を目標に、その商材のプロモーション企画を1カ月間に渡り作り込む。

今年度のコンテストテーマは、近年のSNSやスマートフォンの普及による情報量の増加を要因とする、一つ一つの情報の価値の低下を背景に、情報にインパクトを与え価値を上げる手段としての、「デジタル」×「リアルな体験」を設定。

9月30日のキックオフイベントではブレークスルーパートナーズの赤羽雄二氏、元「広告批評」編集長で銀河ライターの河尻亨一氏が講演を実施、赤羽氏による講演では、議論の進め方やリーダーの役割を交え「コンテスト期間中に最大の結果を出す方法」についての内容が話され、河尻氏の講演では、カンヌ国際クリエイティブフェスティバルでの取材などを通して自身が感じた事や事例を紹介し、デジタルがリアルを活気づける時代になった」と述べ、「リアルな体験」をマーケティング分野に持ち込む事が世界的な潮流になりつつある事を話した。

ブレークスルーパートナーズ 赤羽氏による講演

河尻氏による講演

今後、10月13日に社会人メンターによるアイデアのブラッシュアップを行うフィードバックイベントを、10月27日には最終審査に勝ち残った6チームのプレゼンテーションを行う決勝レセプションを開催する。