花王は10月3日、神奈川県愛甲郡に新たに「花王厚木ロジスティクスセンター」を建設すると発表した。

同センターは、全国への商品供給機能のほか、神奈川エリアの店舗への荷揃え・配送機能の整備を目的としている。

既に6月に着工しており、稼働は2013年10月を予定。主な概要として、延床面積は3万3000平方メートル、配送エリアは全国、神奈川県および近郊、投資金額は約70億円となっている。

同社では、同センター設立にともない、庫内入出荷やピッキングなどを制御する物流システムの標準化、設備面では作業負荷軽減とシンプル化を実現する高生産性ピッキングシステムやケース自動倉庫など、物流機器の導入を行うという。

同センターは、省電力や省資源、熱負荷抑制といった環境負荷低減への対策が施される予定で、太陽光発電設備設置も計画されている。各種設備や施策などにより、同社従来施設比で年間100トン以上のCO2削減効果を見込む。

花王厚木ロジスティクスセンター完成予想図