楽天は9月20日、インターネットショッピングモール「楽天市場」の海外販売サービスにおいて、楽天市場の店舗管理システムと日本郵便の海外発送用オンラインシッピングシステムの連携を開始したと発表した。これにより、出店店舗の海外発送作業の効率化を推し進めることを目的としている。

同社と日本郵便は2012年4月、「楽天市場」の出店店舗の海外向け事業拡大、およびそれに伴う海外発送の拡大に向け、相互に協力して取り組むことを決定。具体的には「楽天市場の店舗管理システムと日本郵便の海外発送用オンラインシッピングシステムの連携」、「国内事業者に対する共同セミナー開催などを通じた海外販売サービスの利用促進」、「日本郵便の海外拠点を活用した海外における楽天市場の認知度向上策の展開」といった3点が挙げられており、今回の両社のシステム連携はその第1項目にあたる。

このシステム連携により、楽天市場に出店している店舗は、受発注情報をもとに、EMS(国際スピード郵便)、国際小包、国際eパケットといった国際郵便の発送ラベルや、インボイスおよび税関告知書を、オンライン上で簡単に作成することが可能になる。その結果、店舗における海外発送作業が簡便化され、商品の受注から発送までを効率的に管理することが可能となるという。