デジタルハーツは9月10日、消費者庁が7月30日に公告した「インターネットからの端緒情報の収集・分析の向上に係る実証実験」の一般競争入札において、同事業を落札したことを発表した。

同事業は、消費者行政に必要な情報をインターネット上から迅速かつ的確に収集・分析するための実証検証を行い、現状の課題などを整理するとともに、情報収集・分析の手引きを作成することを目的としたもの。昨今のスマートフォンやSNSの普及を受け、情報収集・分析のノウハウを蓄積している民間企業のノウハウを活用するため、今回の入札が行われた。

同社は、ソフトウェア開発の品質保持・品質向上「ユーザーデバッグサービス」を提供する企業で、製品の不具合に関する情報を集めて掲載するWebサイト「Fuguai.com」を2008年にオープンしている。

Fuguai.comのWebサイトイメージ

今後、同社はデバッグサービスやFuguai.comの運営で培った不具合検出および情報収集・分析のノウハウを活かしながら、消費者庁とともに同事業に取り組んでいくとしている。