流通経済研究所とNTTデータは、流通業・製造業向けに2012年10月よりPOSデータ分析サービス「NPICLOUD」の提供を開始すると発表した。

NPICLOUDは、全国の食品スーパーマーケットから収集したPOSデータを分析し、クラウドサービスにて提供するBIソリューションで、市場の販売動向と自社のデータをわかりやすく比較することができ、流通業では売場作りや品揃えへの活用、製造業では商品開発やマーケティング戦略の立案に活用することができる。

POSデータと分析レイ(Twitter とBlog の発信件数とトマトジュースの点数PI) 資料:流通経済研究所

同サービスは、流通経済研究所が長年培ってきた流通分野における分析ノウハウと、NTTデータの保有するBIシステム提供実績、Hadoopを用いたビッグデータ活用ノウハウを組み合わせたもの。

サービスは、流通システム開発センターが管理している「JICFS(ジクフス)商品分類」を最小単位とするカテゴリー単位で提供する。1カテゴリーあたり月額2万円~の料金設定となっており、必要なカテゴリーだけを選択して利用することが可能。

自社で使っている商品分類マスタを本サービスにアップロードすることで、市場POSデータを、企業独自の商品分類マスタを用いて分析することも可能で、自社のPOS データをアップロードすることで、市場POSデータとの比較分析ができ、クロスABC分析や比較トレンド分析から、導入商品やカット商品の選定、課題のある商品の特定などに活用することができるという。