ANAとヤマト運輸は、成田・東京(羽田)・関西国際空港からANAを利用して海外へ渡航する顧客向けに、「手ぶらサービス」を9月1日より開始すると発表した。

同サービスは、自宅や勤務先などからヤマト運輸の空港宅急便で発送された手荷物を海外の到着空港の手荷物返却場(ターンテーブル)で直接引き取ることができるサービス。これにより、海外の到着空港まで重い手荷物を持ち歩くことが不要となる。

「手ぶらサービス」のイメージ

利用方法は、ANAの航空券を予約・購入した後、ANAのホームページを経由してヤマト運輸の専用ホームページから申し込めばよい。

同サービスを申し込んだうえでANAのインターネットチェックインを利用した場合、出発空港での諸手続きが完全に不要となるため、空港到着後、そのまま保安検査場に進める。

ヤマト運輸のセールスドライバーが印字済みの送り状を持参するため、送り状を記入する必要がなく、出発空港でANAに引き渡しが完了した段階で、登録済みのメールアドレスに「配達完了eメール」を配信する。利用料金は空港宅急便運賃+310円、手ぶらサービス利用1個につき100マイルが貯まる。

利用対象者は、成田・東京(羽田)・関西国際空港発のANA国際線の搭乗客だが、米国航空当局の制限により、アメリカ路線(ホノルル含む)では利用できない。アメリカ路線利用者は、出発空港まで手荷物を送る「空港宅急便」を利用できる。