Scientific Linux 6.3登場 - CentOSより1ヵ月遅れで追従

Scientific Linux開発チームは8月8日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6.3に対応したディストリビューション「Scientific Linux 6.3」を公開した。Scientific Linuxはフェルミ国立加速器研究所(FNAL)および欧州原子核研究機構(CERN)らが開発しているLinuxディストリビューションで、i386版とx86_64版が提供されている。

Scientific LinuxはRHELと高い互換性をもつLinuxディストリビューションで、今回公開されたScientific Linux 6.3は、6月21日に公開されたRHEL 6.3に対応するバージョン。OpenAFS含むいくつかのパッケージの更新/追加/削除が行わており、FedoraやRHEL向けに提供されているパッケージリポジトリ「RPM Fusion」のサポートが加わっている。

RHEL互換として有名なLinuxディストリビューションであるOracle Linux 6.3およびCentOS 6.3は、それぞれ6月27日と7月9日に公開されている。Scientific Linuxは、最近はこれらのRHELクローンと比べると対応が若干遅れぎみとなっている。