日本オラクルは8月2日、オラクルのビジネスインテリジェンス製品「Oracle Business Intelligence 11g」のモバイル対応を強化したと発表した。

同社は、iPhone/iPad向けに開発した「Oracle Business Intelligence」のモバイルアプリケーション「Oracle BI Mobile」を2008年より提供している。

最新版では、iPad上の画面や表示されているコンテンツの遷移、縮小や拡大など、iPad特有の操作方法を活用しているほか、地図情報との連携が強化され、GPS機能を使って現在地情報を元に周辺地域の顧客情報などをリアルタイムな情報活用を支援する。

常時ネットワークに接続して使うのではなく、頻繁に利用する分析結果などを専用のフォルダに保存し、ネットワークに非接続の状態でも参照できる機能が追加され、外出先でのBI活用を促す。分析条件入力もiPadの直感的な操作方法を活用することで、必要な分析結果に円滑に辿りつくことを実現する。

「Oracle BI Mobile」Apple iPad画面

「Oracle BI Mobile」iPad and iPhone画面

同製品は、Oracle Business Intelligence 11gを利用中の顧客であれば、App Storeからダウンロード可能。iPadの利用環境としては、iOS4.2.1以上がインストールされている必要がある。