Googleは7月19日、Google AdSenseの公式ブログにおいて、同社のAdSense広告に「広告を閉じる」機能を追加することを発表した。今後数週間以内に、Googleディスプレイネットワークの一部の広告に、その広告を消去するための「×」アイコンが表示されるようになる。

同社はGoogle検索での広告主のブロック機能など、これまでにもユーザーが広告表示を制御するための機能をリリースしてきた。「広告を閉じる」機能の追加も広告表示に関する取り組みの一環で、まずはユーザーの関心にあわせて広告を表示する「インタレストベース広告」や「リマーケティング広告」に「×」アイコンを表示するとのこと。

「×」アイコンをクリックすると、クリックしたキャンペーンの広告は表示されなくなり、広告が閉じられたことを示す確認ページが表示される仕組みとなっている。インタレストベース広告に関する設定を行えるAd Preferences Managerへのリンクも表示され、リンク先から広告の品質改善に関するフィードバックを送信することもできるという。

「広告を閉じる」機能のイメージ

同社は今回の機能追加により、ユーザーは興味がない広告を見る機会が減り、広告主はより効率のいい広告配信が行えるようになるとしている。なお、表示されないようにできるのはインタレストベースの広告のため、同じ広告クリエイティブがコンテンツベースでも配信されている場合などは、設定後も同じ広告が表示されることがある。