東日本大震災の被災地支援プロジェクト「kizunaworld.org」から、新たな作品が発表された。

同プロジェクトWebサイト

「kizunaworld.org」は、坂本龍一と平野友康が発起人となったプロジェクト。坂本龍一を始めとするアーティストらの作品を通じて、東日本大震災の被災地支援のための寄付を募るもので、プロジェクトの趣旨に賛同するアーティストたちの作品を毎月発表している。

今月の作品は、オーストラリアのエクスペリメンタル音楽バンド・Solo Andataが手がけた楽曲「Shallow Sky」。同バンドは作品を提供するにあたり「この作品は、日本で2011年3月11日に起こった痛ましい出来事に対するわたしたちの無意識下の音楽的反応です。ここで表現したかった音は、日本の精神的な、そして物理的な再生への希望です」というコメントを寄せている。

同プロジェクトでは、ひとつの作品に対して1口(1,000円)から寄付を受け付ける。映像作品のダイジェスト版がYouTubeにて公開されており、フルバージョンを購入することで寄付ができるという仕組みになっている。

集まった寄付金の全額(決済手数料を除く)は、被災地で「いま必要な支援」として《医療》・《こども》・《食料》・《住宅》・《エネルギー》の分野を代表する5つの支援団体に対して均等に分割し、四半期ごとに寄付を行っているという。

今回発表された作品のダイジェスト版については、同プロジェクトWebサイトを参照してほしい。