富士通は、世界5ヵ国(イギリス、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、シンガポール)および東日本リージョンで提供しているパブリッククラウドサービス Fujitsu Global Cloud Platform 「FGCP/S5」を7月12日より西日本リージョンからも提供開始すると発表した。

これにより、同サービスは、顧客が自社のシステムやデータを東西日本に分散するなど、災害対策向けのICT基盤として活用が可能となる。

災害対策向けに活用可能な「FGCP/S5」

FGCP/S5はこれまで、エコノミー、スタンダード、アドバンスト、ハイパフォーマンスの4タイプを提供していたが、今回、ダブル・ハイ(16CPU/4コア/メモリ30GB)とクアッド・ハイ(32CPU/8コア/メモリ60GB)が追加された。

「FGCP/S5」の提供タイプ

西日本リージョンからの「FGCP/S5」提供に合わせて、東西の「FGCP/S5」を活用した「バックアップ構築・運用支援サービス」も提供が開始される。

同サービスでは、顧客の拠点から東西「FGCP/S5」へ、もしくは東西「FGCP/S5」間でバックアップを行う際、同社の要員が「FGCP/S5」のシステムテンプレートに搭載された各種バックアップソフトを活用し、バックアップ側のリージョンの設定から一括バックアップ、差分バックアップの設定などを行い、顧客環境に合わせたバックアップセンターの構築と日々のバックアップ運用を支援する。

「FGCP/S5」の利用料金は1仮想サーバのエコノミータイプが1時間当たり25円から、バックアップ構築・運用支援サービスの利用料金は月額19万円からとなっている。