iOSアプリ版「Google+」のバージョン3.0の配信がApp Storeで始まった。iPadにも最適化されたユニバーサルアプリになり、iPhoneでは「Google+ Events」をフルサポートする。

画面が広いiPadでは、ストリームにおいて投稿がタイルのようなスタイルで表示される。写真やビデオは大きく、また同じような話題の投稿が集められており、雑誌のページを読むように投稿を閲覧できる。レイアウトは、投稿の人気や種類、デバイスの向きなどをベースに決められるという。iPadのみのマルチタッチジェスチャー操作が用意されており、スムースにコンテンツを操作できる。ストリームの中から投稿をピンチアウト(またはタップ)すると、その投稿の画像や動画、コメントなどがフル画面で表示される。ピンチインするとストリームに戻る。ストリームにおいて2本指で投稿をドラッグし、右上部分にドロップすると共有ウインドウが現れ、すばやく共有ポストを作成できる。他にもiPadから開始したHangoutを、AirPlay機能を使ってテレビにストリーミング表示させることが可能だ。

投稿が大小組み合わせて配置されたストリーム

Google+ Events

iPhoneでは、ホーム画面(メインメニュー)にEvents (イベント)という項目が加わった。6月末に提供開始となったイベント管理サービス「Google+ Events」のイベント作成や管理、コメント、写真のアップロードなどを行える。友だちが共有した写真や投稿を含めて、保存されている過去のイベントにアクセスすることも可能だ。iPadはGoogle+ Eventsに対応していないが、iPadでもイベントの招待状がストリームに表示され、出欠の返信を行える。

またAndroid版と同じように、iOS版Google+でも直接Hangoutを開始し、最大9人とビデオチャットを行えるようになった。メインメニューからHangout (ハングアウト)を選び、チャットする友だちやサークルなどを追加して「ハングアウト開始」をタップする。着信音オンにしておけば、電話をかけるように呼び出し音が鳴る。友だちからのHangoutの招待を受け取れなかった場合は、通知からワンタップで返信できる。