paperboy&co.は6月1日、同社の運営する「ブクログ」と「パブー」の運営事業部門を分社化し、電子書籍関連事業を展開する新会社ブクログ(以下、ブクログ社)を設立した。
paperboy&co.では以前から電子書籍事業に注力しており、2009年にはインターネット上で書評を共有できるブックレビューコミュニティサイト「ブクログ」、2010年には電子書籍の作成・販売プラットフォーム「パブー」の提供を開始した。2012年5月時点の両サービスの利用ユーザーは計50万人以上とされている。
今回、電子書籍市場の急速な拡大にあわせた迅速な意思決定とサービス展開を図るためにブクログ社を設立したという。今後はブクログ社が、ブクログとパブーをはじめとする電子書籍関連事業を担う。
ブクログ社は現在、電子書籍販売サイトとブクログの連携強化を推進し、「BookLive!」「Fujisan.co.jp」「GALAPAGOS STORE」「honto」の4サイトにおける電子書籍の商品情報をブクログに登録できる機能の開発を進めている。また、パブーでは、読者が価格を決めて電子書籍作品を購入する「投げ銭」機能を今夏に提供予定で、両サービスをあわせ、来年度中に100万人の利用ユーザー獲得を目指すとしている。