インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は5月21日、オンラインストレージサービス「IIJドキュメントエクスチェンジサービス(DOX)」の利用者向けに、iPadやiPhoneなどのiOS端末からファイル操作を可能にするWebDAVクライアントアプリケーション「IIJ DOXクライアント for iOS」の提供を開始すると発表した。
DOXは、メールでは送信できないような大容量のファイルを社内外でやり取りできる情報共有サービス。メールとの連携により、添付ファイルはDOXに蓄積、メール本文とDOXがランダムに発行したダウンロード先URLが先方に送信される。
提供を開始するiOSアプリケーションは、WebDAVクライアントとして動作し、iPadやiPhoneを利用して、外出先からでもIIJドキュメントエクスチェンジサービスに置かれたファイルの閲覧やアップロードを行うことが可能となる。
また、予めアップロードしておいた資料を、営業先から手軽にアクセスしてプレゼンテーションに利用するなど、幅広い使い方ができる。
同アプリケーションは、Microsoft OfficeやiWork、テキストファイル、PDF、HTMLドキュメントなどのビューア機能のほか、手元にサムネイル一覧やタイマーなど、プレゼンテーション実施者向けの情報を表示しながら外部モニターやプロジェクタへ資料を出力するプレゼンテーション機能を備えている。また、お気に入りに登録したファイルは端末に保存されるため、ネットワークに接続されていない環境でもアクセスすることができる。
さらに、IIJが提供するデータ通信サービス「IIJモバイルサービス」や、遠隔からの画面ロックやデータ消去などの端末管理機能を備えたMDMサービス「IIJ Smart Mobile Managerサービス」と組み合わせることで、セキュアで快適なスマートデバイス利用環境を実現する。同アプリケーションの価格は無料、入手方法はApp Storeよりダウンロード可能。