日立ソリューションズと日学は、日立ソリューションズの電子黒板「StarBoard」を組み込んだスライド式電子黒板について協業し、日学が5月16日から販売を開始すると発表した。価格はオープン。
同製品は、既設の黒板やホワイトボードにスライドレールを取り付けて電子黒板を設置するため、スタンド式と比べて教室のスペースを有効的に活用することができる。スライド式で簡単に電子黒板を移動でき、移動後にプロジェクタの調整が不要なため、黒板と電子黒板を効果的に使い分けることが可能となった。平面黒板や曲面黒板、半曲面黒板に取り付けできる。
また、指で画面の拡大・縮小や手書きした文字を消去でき、手のひらによるページのスクロール「マジカルタッチ」ができるなど、タッチパネル感覚で直観的な操作にも対応する。
移動する時以外は電子黒板を固定する移動レバーや、移動時の衝撃を緩和する構造、指挟み防止カバーなどが装備されているため、安全性にも優れている。スライド式のため簡単に移動でき、生徒の見やすい位置や授業で活用しやすい位置で使うことが可能。そのほか、プロジェクタと電子黒板が一体となっているため、移動後の調整が不要で、使わない時は黒板の外に待機させることが可能。
同製品には、算数、地理、理科などの小学校向けのコンテンツを同梱する「StarBoard Software」が標準搭載されており、これにより教員などの教材づくりなどの授業準備時間の短縮も実現できるという。