Apache OpenOffice is the original open source office productivity suite |
The Apache OpenOffice Projectは8日(米国時間)、「Apache OpenOffice 3.4」を公開した。Apache OpenOfficeは、Apacheソフトウェア財団に承認されたプロジェクトによって開発されているOpenOffice.orgベースのオフィススイート。Apache License v2.0のもとオープンソースで公開されている。
Apche OpenOfficeは、ドイツのStarDivisionが開発したStarOfficeというオフィススイートが元となっている。1999年に、Sun MicrosystemsがStarDivisionを買収してオープンソースとなった。その後、Sun Mycrosystems傘下のもとOpenOffice.org Projectが管理していたが、OracleがSun Mycrosystemsを買収し、2011年6月にApacheソフトウェア財団に管理を委譲していた。
今回のApache OpenOffice 3.4は、OpenOffice.orgがApacheソフトウェア財団の傘下となって最初のリリースとなる。3.4ではODFサポートを改良し、ODF 1.2の暗号化オプションが追加されている。また、表計算ドキュメントが強化されており、「データパイロット」が「ピボットテーブル」という名前に変更されフィールド数の制限がなくなっている。その他、CSVエクスポートの改善や起動の高速化、パフォーマンスの向上などが行われている。
Apache OpenOffice 3.4はWindows、Linux(32/64ビット)、Mac OSをサポートしており、バイナリ版はプロジェクトサイトより取得できる。