日本SGIは8日、民間企業のデータセンターおよびデータセンター事業者のデータ管理需要向けのストレージの新製品「SGI NAS」の販売を開始すると発表した。

「SGI NAS」は、4Uの筐体にIntel Xeon E5シリーズを実装したモジュール型ストレージ製品「SGI Modular InfiniteStorage」に、NASに必要な機能を実現するソフトウェアを統合した製品。2.0~2.9GHzのプロセッサを2個搭載したサーバモジュールを2枚まで統合でき、1つの筐体でクラスター構成をとることができる。

また、重複排除やシンプロビジョニング、スナップショットなど基本機能のほか、Hybrid Storage Pool、非同期ミラーリング、複製、グローバルネームスペース、高度な検索機能などを標準装備している。そのほか、プラグインにより、仮想環境で運用することも可能で、VMware、Xen、Hyper-Vに対応している。

ディスク構成によって、大容量ディスクを搭載したキャパシティ重視の構成、I/O性能を追求したパフォーマンス重視の構成、両者の利点を生かしたバランス重視の構成の3系統のパッケージを提供する。

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価格は、「SGI NAS」キャパシティモデル(198TB HA構成)が3,370万円(税別)、「SGI NAS」パフォーマンスモデル(20TB シングルノード構成)が2,480万円(税別)、「SGI NAS」バランスモデル(60TB HA構成)が3,325万円(税別)。出荷開始は6月下旬の予定。