The Mozilla Foundation

Mozillaは4日(米国時間)、Mac OS X版Firefoxを対象にAdobe Acrobat Readerプラグインを無効にしたと発表した。現在、Mac OS X上で動作するFirefoxのAdobe Acrobat Readerプラグインに、いくつかの問題が見つかっているという。

発表によると、WebサイトにリンクされているPDFファイルを開こうとクリックしても空白のページが表示されるだけといった問題が出ており、また、32ビットモードでAdobe Acrobat Readerプラグインを使用するとクラッシュするという報告も上がっているという。

Mozillaではこれらの問題を回避するように、Adobe Acrobat Readerプラグインをブロックリストに追加したとしている。Mac OS X上でFirefoxを使用し、Adobe Acrobat Readerプラグインを使用しているユーザには無効化の案内画面が表示される。この無効化はソフトブロックであるため、ユーザが設定を変更すれば再度有効にすることもできる。なお、この問題はAdobe Acrobat NPAPIプラグインだけであり、Adobe Flashプラグインは関係ない。

Mozillaではこの問題をAdobeと協力して対処しており、修正版がまもなくリリースされるとしている。