伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)と日本アイ・ビー・エムは4月18日、製品販売・保守サポートに関する新たな契約を結び、ITインフラ分野における包括的な協業を強化すると発表した。
これに伴いCTCは、IBMのUNIXサーバ「IBM Power Systems」とデータベース管理ソフトウェア「IBM DB2」の販売を強化するとともに、CTCが販売するPower SystemsおよびDB2に対し、オンサイト障害対応、障害調査、切り分け再現検証といったワンストップの包括的保守サービスを提供する。
Power SystemsとDB2に対し、このような販売・保守体制を整えたのは、システム・インテグレーターとしてはCTCが国内初として、IBMはCTCによる販売活動・保守サービスを多面的に支援する。
CTCは、ランニングコストの削減を必要とし、他社データベースからの移行を検討している顧客に向け、移行アセスメントからシステム構築、保守・運用までトータルでサポートする「DB2移行アセスメントサービス」の提供も開始する。
同サービスでは、他社製品からDB2へ移行する際に注意すべき事項をレポートにまとめて提供するほか、その結果に基づいて最適な移行手法を提案する。従来から提供しているマルチベンダー製品によるデータベースソリューションに加え、IBMサーバ上で他社OS、ミドルウェアなどを組み合わせての提供を開始する。