東芝テック米IBMは4月17日、東芝テックがIBMのリテール・ストア・ソリューション事業を取得することに合意したと発表した。事業取得の対価は約850百万米ドル(約680億円)で、6月後半から7月を目途に両社間の事業譲渡が成立する予定。

今回、東芝テックがIBMから取得する予定の事業対象範囲は、IBMが全世界に有するRSS事業の開発・販売・保守などの機能。IBMの事業規模は売上高約11.5億米ドル(2011年実績)で、従業員数は約1,000名(保守サービス要員は含まず)。

同取引のため、今後各国に新会社が設立され、日本にはその持株会社が設立される予定。東芝テックは持株会社株式のうち80.1%を取得し、グループ傘下に置き、譲渡後一定期間はIBMが19.9%の持株会社株式を所有するが、その後は東芝テックが持株会社を100%子会社にする予定。

米国事業会社責任者として、現在IBMでリテール・ストア・ソリューション担当ゼネラル・マネージャーを務めるスティーブン.S.ラドウィック氏が米国事業会社のCEOに就任する見込み。