京セラ、IHI、みずほコーポレート銀行は4月10日、CO2削減をはじめとする環境保護に貢献するため、鹿児島県鹿児島市七ツ島に発電能力70MWの太陽光発電事業の事業性を検討することで基本合意したと発表した。

建設予定地は、IHIの所有地である鹿児島県鹿児島市七ツ島2丁目で、土地面積は約127万平方メートル(東京ドーム27個分)。総投資額は約250億円の計画で、7月の着工を目指す。

太陽電池モジュールは、京セラ製多結晶シリコン型の高出力製品を使用し、70MW分約29万枚を設置する計画で、発電能力は、昨年に国内で出荷された産業用太陽電池の約4割弱に相当する容量だという。

年間発電電力量は約7万9,000MWh、一般家庭の年間消費電力量約2万2,000世帯分に相当し、年間約2万5,000トンのCO2を削減できる見込み。

今年6月に同事業を行う特別目的会社を設立する計画で、筆頭株主には京セラがなる予定。IHIのほか、KDDI、九電工、鹿児島銀行、竹中工務店なども出資会社として協力するという。

鹿児島七ツ島メガソーラー発電所(仮称)の完成予想図