EMCジャパンは4月9日、物理/仮想環境を問わず、ストレージのサービスレベル・モニタリングや分析を可能にするストレージ管理ソフトウェア「EMC ProSphere 1.5」を販売開始したと発表した。

今回、3つの機能が追加された。1つは「動的に生成される仮想マシンの性能収集の自動化」で、この機能により、vSphereによる仮想マシン/ハイパーバイザー/ストレージという複雑な環境において、性能の依存関係を明確に把握することが可能になる。

2つ目の新機能は、ストレージがいつどのように使用されたかを、筐体に加えて、ロケーションや利用者ごとのサービスレベルでトラッキングする機能だ。この機能により、空き容量や回収可能な容量を包括的に確認してストレージ基盤全体の利用効率の向上を実現する。

3つ目の新機能として、SSDとハードディスクを自動的に使い分けて最適化する自動階層化技術「FAST VP」との連携が強化された。これにより、仮想プールレベルでの消費状況がトラッキングして、「FAST VP」のポリシーに基づく容量追加タイミングを把握できるようになる。

仮想マシンとストレージ間のエンド・ツー・エンドで性能分析を行う画面

キャパシティレポートの画面

価格は、EMC Symmetrix向けが税別で580万円から(最小ドライブ構成146GBx48本、約7TB)、EMC VNX向けが税別で80万円から(最下位モデル VNX5100)。