パナソニック システムネットワークスは3月28日、教育向け電子黒板として指でタッチして操作する、電子黒板「エリート パナボード」の新機種として、77型(4:3)のUB-T580を4月下旬より、86型(16:10)UB-T580Wを5月下旬よりそれぞれ発売すると発表した。価格はUB-T580が207,900円、UB-T580Wが228,900円。

電子黒板 「エリート パナボード」

同製品は、同社従来機種と同く、接続されたパソコンの画面をプロジェクタでボード上に投影し、映し出された画面を指で触れることにより、ボード上でパソコンの操作を行う。従来の機能や操作性を継承しつつ、さらにはUSBバスパワーによる電源供給で消費電力の低減も実現しながら、検知方式や標準装備品の変更などにより、従来より価格を抑えた商品を開発し、ラインナップに追加した。

USBバスパワーは、パソコンと本体をUSBコードで接続するだけで動作するようにし、電源コードを不要とした。あわせてUSBバスパワーでの電源供給で従来機種に比べ約1/4に消費電力を低減した。

また、授業で使用頻度の高い書画カメラやデジタルカメラなどの画像を簡単に回転、拡大・縮小ができるように、ジェスチャー機能にも対応。タブレット端末と同じような直感的な操作で、違和感なくスムーズに操作でき、生徒の授業への集中力を高め、高い学習効果をサポートする。

さらに、従来機種で好評だった電子ペンにも対応し、専用電子ペンを別売オプションで準備した。専用電子ペンは、ペン後部のダイヤル式スイッチで、7つの色(マーカー4色、ハイライトマーカー3色)とイレーサー機能を切り替えることができる。ペン側面のスイッチはキーボードのページアップ/ページダウンキーに対応しており、離れた場所からプレゼンテーション用ソフトウェアのページをめくることも可能となっている。

また、従来機種同様に教師がデジタル教材を簡単に作成できるように専用の教材作成用ソフトウェアも付属している。