日本レジストリサービス(JPRS)は3月27日、JPドメイン名の登録管理業務に関する年次報告「JPドメイン名レジストリレポート2011」を公開した。
JPドメイン名レジストリレポートは、ドメイン名の登録管理業務について、広く一般に情報公開することを目的として、2004年から毎年公開されている。JPRSの取り組みが紹介されているほか、JPドメインに関する各種統計データなどが掲載されている。
同レポートによれば、2012年1月1日時点のJPドメイン名全体の累計登録数は125万8386件。2011年からの1年間で、6万281件増えており、うち5万8179件は汎用JPドメイン(ASCII)の増加分となっている。JPドメイン名累計登録数の内訳を見ると、汎用JPドメイン(ASCII)は全体の57.7%にあたる。
また、2011年におけるJPRSの主な取り組みとしては、電子署名を用いたDNSのセキュリティ拡張機能「DNSSEC」のJPドメイン名サービスへの導入(1月)や、JPRSの技術者によるDNS解説書籍『実践DNS』の出版(5月)、「都道府県型JPドメイン名」の新設決定(9月)などがある。
同レポートは全46ページで、JPRSのWebサイトからダウンロードできる。