日本オラクルは2月15日、輸出入規制管理アプリケーション「Oracle Global Trade Management」の提供を開始すると発表した。

同製品は、ERP「Oracle E-Business Suite」の1製品で、グローバル企業の貿易管理室および輸出入管理部門の貿易取引に関する管理業務を支援する機能を提供し、業務の自動化・効率化、法令遵守を実現する。

同製品は、貿易品目管理アプリケーション「Centralized Trade Data Repository」、管轄別規制管理アプリケーション「Sanction and Embargo Screening」、懸念取引先登録管理アプリケーション「Restricted Party and Sanction Management」、製品分類管理アプリケーション「Product Classification」、監査証跡管理アプリケーション「Audit Trail」から構成される。

これらのアプリケーションを利用することで、貿易や輸出入管理部門が表計算ソフトや紙で管理していた各国の輸出規制や貿易品目などのデータを業務システムで管理することが可能になる。管理された貿易品目と輸出規制の情報をもとに、製品の設計、受注や出荷時に規制違反がないかの判定をシステムで自動的に行い、確認漏れや規制違反を最小限に抑えることもできる。