日立製作所は2月14日、映像配信サービスを提供/利用する企業向けに、スマートフォンやネットTV、PCなどに対応した機能を拡充したマルチスクリーン映像配信ソリューション「Videonet.tvシリーズ」を、2月15日から販売開始すると発表した。
同社は、2006年からネットTV向け映像配信サーバシステム「Videonet.tv」を提供しているが、今回、ネットTVのほかに、新たにスマートフォンやPCを追加し、これらに向けた動画・画像のオンデマンド配信、スマートフォン、TV、PCの種類に応じたポータルぺージの自動生成、ブックマークやポータルページの共有による視聴連携等の機能を拡充した。 スマートフォン、TV、PCに対して、ストリーミングによるオンデマンド配信を行う。
コンテンツ管理者が、映像コンテンツを配信サーバへ登録するだけで、スマートフォン、TV、PCの各端末の画面に適したポータルページが自動生成され、映像フォーマットを変換するトランスコーダと連携することで、1つの映像を受信端末の種類に応じて映像形式や配信帯域を自動変換する。
同ソリューションは、映像配信サービス事業者や映像配信プラットフォームを提供するクラウドサービス/ASP事業者、およびビジネス用途で映像配信を利用する企業向けに、ソフトウェアパッケージとして提供され、これにより、迅速かつ容易な映像配信システムの構築、運営を支援する。
想定用途して、コンシューマ向けVOD(Video On Demand)サービス、ホテルの客室、病室向けコンテンツ配信サービス、学習塾・資格学校などの授業やレッスンの映像配信サービス、ビデオレター配信サービスのほか、 職場内での社員教育や作業員教育、幹部講話の映像配信・共有、美術館等の施設/イベントや観光案内の映像配信などを挙げている。