Dellは2月9日、圧縮ファイルにも対応する重複排除機能を備えたバックアップストレージ「Dell DR4000」の販売を開始したと発表した。データ保護、ディザスタリカバリ機能により、テープバックアップへの依存度が低減できるとしている。

重複排除機能を備えたバックアップストレージ「Dell DR4000」

同製品は、Zipのような圧縮ファイルにも対応する重複排除機能が特徴で、Ocarina Networksの買収により取得した技術を活用している。これにより、同社調べで最大98%のデータ削減を達成した。

バックアップストレージはRAID 6構成をサポート、また不揮発性RAM(NVRAM)を搭載することで、ハードウェア障害や停電時にもデータを保護する。さらに重複排除レプリケーション機能により耐障害性を向上し、物理テープでのデータ搬出コストを削減するとしている。

製品モデルは、論理容量35TB、70TB、130TBの3モデル。参考価格156万円からとなっている。レプリケーション機能、重複排除機能、圧縮機能など、DR4000の全機能を追加ライセンス費なしで利用できる包括的なソフトウェア・ライセンス・モデル採用する。