ITホールディングスグループのTISは2月1日、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)の策定から実装までをサポートする「BCPソリューション」のラインアップを強化したと発表した。具体的には、BCP対策に関する投資対効果を診断する無償診断のメニューが拡充される。

BCPソリューションは、BCP策定とBCP対策実装という2つのフェーズから構成されており、企業のBCP策定のためのコンサルテーションから、それを支えるITシステムの実装までをワンストップでサポートするもの。

BCP対策実装フェーズのBCP対策に関する投資対効果を診断する無償診断メニューとしては、現在「マシンルーム診断」が提供されているが、今回これに加えて「仮想デスクトップTCO/ROI診断」「ディザスタリカバリ/バックアップリカバリ診断」「セキュリティ診断」などが拡充され、「診断シリーズ」としてラインアップが揃った。

これに伴い、BCP策定から実装までの一連の流れをワンストップでサポートする体制がさらに強化される。

「診断シリーズ」は、BCP対策を実装する際に検討すべきテーマ分野ごとに提供する無償のアセスメントサービス。各テーマに関して20~90分のチェック項目ごとのヒアリングや現地点検を行い、事業継続に対するリスクや投資対効果を洗い出し、最短5営業日で対策とともにレポートする。

同社は今後、「診断シリーズ」の新メニューとして、「SCM/生産管理診断」「ネットワーク診断」「地盤・建物のリスク診断」などを予定しており、事業継続のリスクと強化ポイント・対策案を実行するための各種テーマに応じたサービスの充実を目指している。