Windows Internet Explorer 10

IE (Internet Explorer)の開発チームは、既存のWebページをIE9に対応させるための分析ツール「IE9 Compat Inspector」を提供しているが、今回新たにIE10に対応させるツール「IE10 Compat Inspector」を発表した。「Compat Inspector」は、既存のサイトがどの程度IE9またはIE10に対応しているのかを分析するJavaScriptツール。閲覧時に動的に処理を実行するという特徴がある。

Compat Inspectorを利用するには、確認するページの一番最初にCompat InscpectorのJavaScriptコードが読み込まれるように次のコードを挿入するか、またはFiddlerを利用してオンザフライで自動的にCompat Inscpectorの機能を利用する方法がある。

<script src="http://ie.microsoft.com/TestDrive/HTML5/CompatInspector/inspector.js"></script>

Compat Inspectorは、IE9よりも前のブラウザを対象に作成されたWebページを、IE9またはIE10に対応させるために開発されたツール。同ツールを使うと、ツールによって問題点が表示され、最初の取っ掛かりとして利用しやすくなるほか、作業の最初から大量の関連規約や文書を読んだりページのソースコードを自ら検索するなどの必要性が減るといった特徴がある。

なお、レガシーモードで動作しているページは分析の対象とならない。Compat Inspectorを利用するには対象のページが通常のスタンダードモードで表示されている必要がある。