JavaFX provides a powerful Java-based UI platform capable of handling large-scale data-driven business applications.

JavaFXチームは1月23日(米国時間)、「JavaFX 2.0 is Cross Platform!」と題して、Linux向けにJavaFX実装の提供を開始したことを発表した。デベロッパプレビュー版という位置づけで、バージョンはJavaFX 2.1とされている。OracleはJavaFXの開発に注力しており、主要なJava関連技術のひとつとして今後も開発が続けられる見通し。

デベロッパプレビュー版は、Ubuntu 10.04およびJDK 7u2を使ってテスト試験が実施されたと説明されている。ただし、正式版が登場する際には、Oracle Java SE実装が提供されている他のLinuxディストリビューションもサポート対象に追加されるだろうとの説明もある。

JavaFXはリッチなUIを備えたクライアントアプリケーションを開発するためのプラットフォーム。クロスプラットフォームで動作すると謳われているが、JavaFX 2.0ベータ版がWindowsプラットフォームに対してのみリリースされていたため、クロスプラットフォームではないという指摘がなされることもあった。今回公開された記事のタイトルが「JavaFX 2.0 is Cross Platform!」となっているのは、Linux版の提供を開始したことでクロスプラットフォームであることを主張する狙いがあるものとみられる。