鈴与シンワートは1月24日、ユナイテッドアローズに導入したハイブリッド型人事・給与・業務アウトソーシング「S-PAYCIAL」が本格稼働したことを発表した。

今回、アウトソーシング対象となった業務は、「給与から年末調整までの一連の業務」と「社員向け人事サービスのポータルとコールセンター」。鈴与は、給与から年末調整までの一連の業務受託に加え、店舗からの採用用紙のFAX受信からシステム反映までのデータ入力や各店舗・従業員とのコールセンター対応など、従業員数が約3,000名のユナイテッドアローズの社員向け人事サービスのポータル機能を請け負っている。

これにより、ユナイテッドアローズでは、システム運用に要するコストを20%削減できたうえ、人事部への問い合わせの減少により、人事部のスタッフがより創造的な業務に専念できるようになったという。

鈴与シンワート 情報サービス事業本部 ビジネス・プロセス・サービス事業部 営業部 部長 後藤文孝氏

鈴与シンワート 情報サービス事業本部 ビジネス・プロセス・サービス事業部 営業部 部長 後藤文孝氏によると、18社による提案の中から同社は選ばれたという。その理由について、「S-PAYCIALは一連の給与業務だけでなく、情報分析のためのツールを標準で提供します。S-PAYCIALならば、人事業務の中で収集される情報をさまざまな角度から柔軟に抽出・分析可能であり、導入効果が見込めるとして、採用いただいたようだ」と同氏は語る。加えて、同社の流通業におけるアウトソーシングの業績も評価されたそうだ。

ユナイテッドアローズの担当者からも「鈴与シンワートの提案は単なる業務受託サービスのみならず、運用をしていくなかで必然的に収集される情報をさまざまな角度からフレキシブルに抽出・活用可能な機能提供や提案が必ずあるため、真に人事部門の業務転換可能なサービスだと評価している」というコメントが出ている。