神奈川県厚木市の地ビールメーカーであるサンクトガーレンは、2012年1月11日より、バレンタイン向けのチョコレート風味のビール3種を発売すると発表した。現在は、同社オンラインショップで購入予約を受け付けている。

同社のチョコビールは、実際には菓子のチョコレートやカカオなどを使用しているわけではなく、高温で焙煎した「チョコレート麦芽」を原料に使用してチョコレート風味を出している。そのため、飲み口はほろ苦くビターな仕上がりとなっている。

今回販売されるのは、原料を通常の黒ビールの2.5倍以上使用した泡まで黒い漆黒のビール「インペリアルチョコレートスタウト」、橙(だいだい)を皮ごと細かく刻み、長時間煮込んで風味を凝縮して麦汁と合わせて発酵させた「オレンジチョコレートスタウト」、エスプレッソのような濃厚な黒ビールにバニラの香りを溶け込ませた「スイートバニラスタウト」の3種となっている。

それぞれ330mlボトルで価格は450円~630円。このうち、インペリアルチョコレートスタウトは2万4000本、オレンジチョコレートスタウトは1万本の限定販売。また、通年販売されているスイートバニラスタウトは、1月11日より1万本限定のバレンタインラベルで販売される。

左よりインペリアルチョコレートスタウト、オレンジチョコレートスタウト、スイートバニラスタウト

なお、日本の酒税上、「ビール」の原料として果実などが認められていないため、これらの商品はラベル上では「発泡酒」となるが、ベルギーを始め世界各国では果実やスパイスを原料として加えた「ビール」が数多くある。