東芝は12月7日、仏ルーヴル美術館と共同で現地時間12月6日に、同美術館と協力して開発したLED照明の点灯記念式典を行ったと発表した。同社のLED照明は同日18時45分に、ナポレオン広場(コルベール)、ピラミッド、ピラミディオンの3ヵ所のライトアップを開始した。

ルーヴル美術館で点灯を開始した当社製LED照明(左から、ピラミッド、コルベール、ピラミディオン)

今回のプロジェクトで導入される同社製LED照明は、これまでのルーヴル美術館の優美な景観を踏襲しつつ、消費電力は従来比で73%を削減するなど、芸術性と環境性能の両立を実現している。

2012年4月の完成を目標にナポレオン広場全体の改修工事が進められ、クール・カレ(方形の中庭)の照明も2013年の完成を目指し、全体で3200台のLED照明器具を設置される。

同社は今回のプロジェクトにおけるLED照明器具の提供と改修工事費用の支援を行ってきた活動が評価され、同社代表執行役社長の佐々木則夫氏がフランス政府から「グランド・メセナ褒章」を授与することが決まっている。