レッドハットは11月24日、複数データベース/データソースから仮想的な論理データモデルをオンデマンドに構築する基盤ソフトウェア「JBoss Enterprise Data Services Platform 5.2」を提供すると発表した。

同ソフトウェアは、JBossの統合開発環境であるJBoss Developer Studioを利用して仮想データモデルをオンデマンドに構築することができる製品。企業のデータ資産を横断的に活用するような分析/戦略系システムで特に有効とされている。また、同ソフトウェアは、エンタープライズサービスバス(ESB)、BPEL2.0に準拠したサービスオーケストレーションを追加費用なしで利用できるため、企業システムのSOA基盤のほぼすべての要件を取り込めるという。

JBoss Enterprise Data Services Platformは、エンタープライズサービスバスおよびサービスのオーケストレーションを提供する「JBoss Enterprise SOA Platform」の追加オプションとして提供される。対応データソース/仕様は以下のとおり。

  • データベース : Oracle、IBM DB2、Microsoft SQL Server、Sybase, MySQL、PostgreSQL、Ingress、Teradata、Netezza、Mondrian
  • クラウドサービス : Salesforce.com
  • Webサービス : SOAP Web Service、XML over HTTP
  • ファイル : CSV、XML、Microsoft Excel、Microsoft Access
  • その他 : LDAPv3、ModeShape MetaData Repository、MetaMatrix

JBoss Enterprise SOA Platformを含む、テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの年額サブスクリプションは、16コアあたり717万6000円(税別)~。