アライドテレシスは、東京都教育庁が「都立学校ICT計画」にもとづき、平成22年度から完全運用を開始した都立学校ICTネットワークの整備において、都立高校と特別支援学校合わせて260校の教育用LAN整備において、レイヤー3/2ギガビットスイッチCentreCOM9400シリーズ等による同社の教育ネットワークソリューションが採用されたと発表した。

採用されたのは、無線LAN環境、大容量のデジタル教材が利用できる広帯域ギガビット対応スイッチ、中央から各校ネットワークの一元管理を行えるSNMP対応スイッチを組み合わせたソリューション。

東京都の「都立学校ICT計画」は、平成20年度から21年度にかけて、高等学校、特別支援学校、附属中学校、中等教育学校といった全都立学校に校内LANを整備し、ICT機器を活用した授業の促進、ICTの活用による教材作成や校務処理の効率化・高機能化、ICTを活用した教員の指導力・授業力の向上などを目指して実施された。そして、すべての都立高校にタブレットPC、電子情報ボード、プロジェクタが備えられ、教員に一人1台のパソコンが配備され、各端末と有線/無線LANで構築されたネットワークを通じて、校内のファイルサーバに蓄積されたコンテンツやインターネットの情報を活用する。

「都立学校ICT計画」整備概念図(都立高校白書 平成23年度版より)

環境の構築にあたり、校内LANにおいては、教育用LANとして必須のセキュリティの確保に加えて、大容量のデジタルコンテンツ(デジタル教材)等を活用した授業を実現するためオールギガ対応のネットワーク機器が導入され、さらに、SNMPによる遠隔からのネットワーク管理により、教員の手を煩わせることなく、都立学校ICTセンター(データセンター)から各校ネットワークを集中管理するネットワークインフラの実現が求められたという。