総務省は11月11日、同省職員用の23台のPCが新種のトロイの木馬型ウイルスに感染していたことが判明したと発表した。

同省は11月4日、官公庁が狙われている一連のサイバー攻撃の報道を受け、調査を実施したところ、同省職員用のPCがトロイの木馬型ウイルスに感染していたと発表した。感染経路は、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)について(平成23年7月26日 17:00):緊急災害対策本部発表資料)」という件名の、震災に関連する内容を騙ったメールだった。

ウイルスに感染した23台のPCが何らかの情報を外部に送信したことが確認されているが、情報の内容までは特定できていない。同省は「業務で関わった方の名刺情報などの個人情報、職員やその家族の個人情報、業務上の情報が含まれている可能性がある」としている。