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FreeBSD 9.0の正式リリースへ向けた最初の準備リリース「FreeBSD 9.0-RC1」が公開された。ISOイメージが提供されるアーキテクチャはamd64、i386、ia64、powerpc、powerpc64、sparc64の6アーキテクチャ。FreeBSD Updateによるバイナリアップデートも可能。FreeBSD 7.3-RELEASE、7.4-RELEASE、8.1-RELEASE、8.2-RELEASE、9.0-BETA1、BETA2、BETA3からのアップデートが実施できる。
FreeBSD 9.0のリリースエンジニアリングは当初の予定から2ヶ月ほど遅延している。このあとRC2とRC3のリリースを実施したあとで、正式版のリリースが実施される。RC1の遅延を加味すると、正式版の登場は2011年11月末が有力とみられる。
FreeBSD 9.0は約2年間に渡る開発の成果物。ZFSv28、新セキュリティ機能Capsicum導入、LLVM Clang 3.0導入、BSDライセンスツールチェーンの促進、NFSv4、UFS2高速化とUFS2 Softupdatesのジャーナル化、高信頼レプリケーションシステムHAST、新しいインストーラの採用、USB 3.0スタック対応、IPv6オンリーカーネル対応など興味深い機能が搭載されている。