スターティアは10月13日、企業向けオンラインストレージ「セキュアSamba」のリニューアルを行ったと発表した。今回、VPN接続が可能なオプションが追加され、サービスのクラウド化を行ったことで、容量やCPUの増強といったサーバのスペックを変更できるようになった。

追加されたオプションは「仮想ルーターオプション」だ。同社のネットワーク機器レンタルサービス「マネージドゲート」をオフィス内に設置しているユーザーが同オプションを申し込むと、「セキュアSamba」に専用の仮想ルータを用意し、ルータ間のVPN接続により、社内のファイルサーバと同様の使い勝手で、セキュアにオンラインストレージの利用が可能になる。

同オプションでは、データセンターと顧客のネットワークをVPNで直接接続するため、プライベートクラウド型のサーバ環境を利用することが実現される。

今後のロードマップとして、Active Directoryへの対応やスマートフォン用の専用アプリ開発なども検討されている。

セキュアSambaの提供価格は以下のとおりで、「仮想ルーターオプション」の初期費用は3万1,500円、月額費用は1万290円となっている(いずれも税込)。

「セキュアSamba」の価格