FreeBSD - The Power To Serve

FreeBSD開発版(CURRENT)のバージョンが10.0へアップグレードされた。以降、新機能はFreeBSD 10.0-CURRENTにマージされることになり、そこからいくらかの機能がFreeBSD 9.1-RELEASE以降の9系へ登場することになる。

現在FreeBSDプロジェクトはFreeBSD 9系の初のメジャーリリースとなる「FreeBSD 9.0-RELEASE」の公開へ向けたリリースエンジニアリングに取り組んでいる。BETA2がリリースされており、BETA3の公開へ向けた作業が進められている。9系はZFSv28やNFSv4、ジャーナル化されたUFS2 Soft Updates、高信頼レプリケーションシステムHASTなど、2年間に渡る開発の成果物がマージされた注目のバージョンとなっている。

開発版のFreeBSDのバージョンが10.0へアップデート

FreeBSDは、マイナーバージョンのリリースはスケジュール通りに進むものの、メジャーバージョンのリリース時にはスケジュールが遅延する傾向がある。今回のリリースもすでに当初の予定よりも遅れている。現在の遅延を考慮すると、早くて2011年10月中のリリース、遅ければ2011年内のリリースが妥当な日程になるとみられる。